グラナドスのゴイエスカスから想うスペインの宮廷模様

この秋演奏するグラナドスの組曲ゴイエスカス(演奏会では一部抜粋)は、カタルーニャ生まれのグラナドスの最高傑作と言われる名作です。ゴヤ風(goyescas)というタイトルの所以は、スペインの天才画家Goyaの絵画シリーズ「恋する若者たち」の雰囲気を音楽で表したものだからだそうです。

華やかな宮廷画家であったGoya。当時宮廷では、若者スタイル(マホ、マハ)が流行していて、そんな衣装に身を包んだ貴族たちの恋愛模様はこんな風だったのかしら、と我々の想像力をかきたてます。

スペインにはディズニーのシンデレラ城のモデルになったと言われるお城から、アラブ風の要塞城まで、たくさんの素敵なお城があります。今日はローマ時代の水道橋で有名なセゴビアという街にある、ラ・グランハ・デ・サン・イルデフォンソ宮殿をご紹介します。

フェリペ5世によって建てられた広大な美しい宮殿と庭園です。行った日は雨が降っていましたがそれもまた風情があってとても素敵です。ここでどんな素敵な恋物語があったのかな、と思うとなんだか嬉しいですね。コンサートではそんな雰囲気を味わっていただきたいと思います。

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