6月8日の上野旧奏楽堂コンサートのインタビューを3回に分けて配信します(最終回)
――重要文化財にも指定されている旧東京音楽学校奏楽堂での演奏です。西澤さんが楽しみにしていることはありますか。
滝廉太郎や山田耕作など、日本の西洋音楽を代表する方々が演奏していたホールです。私も幼い頃に両親に連れられて旧奏楽堂の演奏会に行き、そのロマンチックな雰囲気と綺麗なドレスで歌うソプラノ歌手にすっかり夢中になりました。まさか、私もここで演奏できるなんて。とっても幸せなことです。公園の緑の中で鳴らす音がとても柔らかく響くようで、18歳から住んだパリ留学時代の近所の8区モンソー公園を思い出します。後半のフランス音楽では皆さんに瀟洒な8区を彷徨っているような心地になって頂けたら嬉しいです。
――今後、西澤さんがさらに挑戦していきたいことはありますか。
11月15日には前述(※インタビューvol.2参照)のファリャ友の会の定例演奏会を開催します。特別ゲストの素敵なイタリアのバイオリニストをヴェネチアから迎えて、ファリャを軸に西洋音楽のおおもと=地中海諸国の音楽についてスリリングにトークつきでご紹介する予定です。皆さんの応援やご感想をいただきながら、私も楽しく深く学んでいきたいです。
ヴェネツィア音楽院のリハーサルの時の写真を少しご覧ください
――最後に、当日を楽しみにされている皆さんへ一言お願いします!
ヴェネチアをテーマにした曲のために、私が携帯で、ヴェネツィアで撮ってきたばかりの2つの動画をご紹介します。ご参考にご覧いただけたら嬉しいです。
Venezia 1 https://youtu.be/CQqSE08-bWw
Venezia 2 https://youtu.be/6rHLst84ukM
フランス、イタリア、スペインの明るく美しい音とパッションを、
音の振動が耳や肌に触れる快感を、シンプルに感じていただけたら。
目を閉じて、音の世界に心を預けてみませんか。
会場でお待ちしております!